2017年12月25日 (月)

VT52-ppAMPの制作10

71Aが好きさん、ようやく納得できるアンプに仕上がりました。

主な対策ですが、初段76のバイアスを4ボルトに設定し、VT52自己バイアスの抵抗を半分の825Ωにしたら出力のアップと歪みっぽさが激減しました。
ドライバー管の42はトランスの定格を超える22mAです。
当初定格を超える電流を心配して18mAで鳴らしたら音が痩せるようで、結局22mAのままです。
また出力トランスを本来の5KΩで使っています。
あと、トランスを替えたらハムが多くなったので、ヒーター回路を直流にして当初の状態まで回復させていますがハムバランサーは殆ど不要です。


現在の周波数特性です。
Scan10004


ア〇ゾンから電流計つきのテスターを購入して、回路を割って電流を計っています。
ここで不思議なことがあります。
B電源のチョークトランス直後を割っているにもかかわらず、全体の電流が61mA位。
計算だと60mA+22mA+2mAで80mA超のはずですが、これだとVT52の分だけ?
Dscf4061


周波数特性の計測中です。
Dscf4063_2


現在の回路図です。
Scan10005


真空管のロードラインも描けない者にとって、真空管アンプの制作は難しいと今回ほど感じたことはありませんでした。
バイアスの重要性を知らされた事、また此処に音への妙技が隠されているとを直に感じました。

2017年12月20日 (水)

VT52-ppAMPの制作9

オークションで落札した金ピカプレートのトランスが届いたので早速と塗装仕上げをしました。

シャーシから外して車庫で缶スプレーを施したのですが、寒いのでなかなか乾いてくれません。
まあ、こんなことも一つの楽しみですが。
Dscf4049


今回落札したトランスP44B(120mA)は、P42B(100mA)と取り付け寸法も端子の配列も全く同じで、そのまま取り付けられるので助かります。
Dscf4051


左がC-901(5H-150mA)で右がc-10-100(10H-100mA)です。
チョークトランスはかなり大きくなったので、取付穴の工事は必要です。
Dscf4056

古い古いハンドル付きのシャーシーに、電源トランスP44BとチョークトランスC-901(5H-150mA)、出力トランスH10-8が乗っかっていたものを8000円チョットで落札しましたが、出費に見合う効果は出るでしょうか?


2017年12月 9日 (土)

VT52-ppAMPの制作8

71Aが好きさんのアドバイスどおり、クラーク結合にしてみました。
周波数特性の結果は上々です。


図はA103単体の周波数特性です。
低域側は素直な曲線ですが、70000HZあたりに大きなピークがあります。
※一次側に信号を入れ、二次側は解放での測定です。

Scan10022


図はクラーク結合とした周波数特性です。
100H20mAのチョークトランスと3.3μFのコンデンサーで構成しました。
東栄変成器から60H20mAと100H20mAのチョークトランスを購入しました。
この100H20mAの個体を選んだのは、大きさが倍以上もあって丈夫そうに見えたからです。
(もしかしたら太い線材を使っているのではないかという、期待もありました)

結果ですが、思った以上に高域が延びてるのは、70000HZのピークの恩恵?かも。
Scan10021


今回の回路図です。
100H20mAのチョークトランスの定格を超える電流が流れているのと、76のバイアスが深すぎると思うのでB電源の1.5KΩの抵抗値を3~5KΩで調整してみます。
Scan10023


内部配線の様子です。
オレンジドロップを除くコンデンサーはボンドでシャーシーに固定し、音の振動による影響を排除しています。
Dscf4044

周波数特性上での結果は上々ですが、音色ではトランス直結の方が良いです。
トランスドライブ特有の骨のある感が薄く、コンデンサーの影響が出てしまうんですね。
ちなみに、A103ドライバートランスの前オーナーは電流を流していたとのことでした。

JBL-D123とタンノイの7dbの音圧レベル差を超えて大きな音でなりますが、もう少し粘りが欲しい気もしています。
総電流がトランスの容量ギリギリではすぐに腰砕けになるようで、最低でも20%以上容量の余裕は持つべきだったと反省しています。
名門、金ぴかプレートの山水トランスがオークションに出たら頑張らないと・・。


2017年12月 2日 (土)

オーディオ切替器の制作

VT52-ppAMPについてはもう暫くお休みします。

今日は、メインAMPの切替器を作ることにしました。
BOXは、アルミ押出しのタカチ HEN110512B という頑丈なもので、先に制作したVT52シングルAMPと今回制作したVT52プッシュプルAMPの切り替えをします。

配線の様子です。
Dscf3999

ハム対策は、RCAラインのマイナス側を利用して、筐体全体でシールドすることにします。
Dscf4002

ラインAMPの出力を2つのメインAMPに出力します。
Dscf4004

手持ちのツマミを使いましたが、情けないくらいに貧弱です。
ここは昔風の矢印型のモールドタイプが良いかもしれませんね。
Dscf4005

※VT52ppAMPをクラーフ結合とするためのチョークトランスを注文しました。
ただ30H30maのこのトランスが使えるかは疑問です。

2017年11月24日 (金)

VT52-ppAMPの制作7

チョット一服。

オークションからNOS真空管を落札しましたので紹介します。
ナショナルユニオン製のST管76とRCA製の42です。
Dscf3994

ヨレヨレの箱から恐る恐る引き出しました。
Dscf3995

今はアンプに挿入してエージング中です。

«VT52-ppAMPの制作6